カジークジー
育児対話カードゲーム「カジークジー」のウェブサイトです。出産前や出産直後の夫婦やカップルへ、ゲームを通じて対話の大切さを知るきっかけづくりをしています。
「子育て」という冒険の始まり
カジークジーは育児対話カードゲームです
魔王を倒し、長い旅路を帰る勇者と賢者。しかし、気づくと2人の背中には無垢な赤ん坊と我が子を託した魔王からの手紙が残されていました。仕事(闘い)のためにみがいた技術も常識も、すべてが通じない「子育て」の世界。命をけずって奮闘する2人の新しくも果てしない冒険が始まります。
育児カードゲーム「カジークジー」は、プレイヤー2人が「勇者」と「賢者」になり、次々と襲いか る家事・育児・仕事のトラブルを分担しながら解決していく対話型の協力ゲームです。
東京都板橋区のイベントでも何度が利用いただき、ご紹介いただいています。
勇者たちに襲いかかる「名もなき家事」や「仕事ストレス」
このゲームを特徴づけるのは、勇者たちに襲いかかる「トラブルカード」の数々。
家事、育児、仕事のそれぞれのカテゴリーより「育児世代あるある」なトラブルたちが、勇者たちの体力をけずりとっていきます。プレイヤーは互いの得意なこと、不得意なことを考慮して分担を話し合い、トラブル対処にあたります。
うず高く積まれたトラブルカードは全96枚。名もなき家事、理不尽な仕事ストレス、制御不能な育児イベントなどが盛りだくさん。育児経験者は「わかる〜」と苦笑し、育児未経験者は「そんなこともあるんだ」と驚くトラブルたちをぜひ楽しんでください。
ゲームだから話せることもある
家事・育児・仕事はどれも大切だから
2人は、勇者か賢者のどちらかの立場となって、ある日突然にさずかった魔王の子どもを無事に育てなければなりません。
プレイヤーをおそう数々のトラブルは、現実の家事・育児・仕事につながるものばかり。どれも大切だからこそ、互いの得意・不得意を尊重しながら、納得した分担をさぐることが大切になります。
カードゲームで「遊ぶ」ことは、直接には言いづらかった本音まで、なんでも気軽に話しあえるきっかけを提供します。
主夫ラボとコラボレーション
制作監修は主夫ラボの高木さん
育児にはパートナー両方の協力が不可欠ですが、育児関連のイベントやセミナーとなると、集まるのは女性ばかり。男性に関心をもってもらうことが、もっと必要になっています。
そこで本作は、主夫ラボの高木駿さんに監修いただき、開発初期からアドバイスをいただくなかで、RPG風のカードゲームというコンセプトがまとまりました。
メディア掲載などお知らせ
ワークショップなどで「カジークジー」を活用したい方
そのほかのお問い合わせ
カジークジーの購入やイベント活用などのご検討・ご相談
本作の購入や活用に関することは監修者の「主夫ラボ」に窓口を開いております。
2023年2月現在、行政や教育機関に購入いただけるリニューアル版「みんなのカジークジー」を制作中です。現状では販売準備が万全ではありませんが、パイロット版などは完成しているため、適宜ご相談いただけます。そのほかゲーム制作に関するご質問など
カジークジーの制作には、「東京青年会議所板橋支部」と「いたばしの地域ボードゲーム会」が協働しています。
企画・ゲームデザイン
▼カジークジーの企画制作の動機、制作プロセスに関して
東京青年会議所 板橋区委員会 (カジークジーは2021年の事業として実施)
ゲーム制作支援・イラストほか
▼ほかのボードゲームを作ってみたいなど、学びのボードゲーム制作に関すること
いたばしの地域ボードゲーム会 (ゲームのアドバイザー、イラストレーション、デザイン
リニューアル版「みんなのカジークジー」
カジークジーの特徴の1つは、現実のサービスとのマッチングです。ゲーム中のプレイヤーたちを助ける「ヘルプカード」には、実際に存在する行政育児サービス(東京都板橋区の育児支援事業)が紹介されています。
この点で複数の自治体などから「自分たちの街のヘルプカードバージョンを作って使わせてほしい」という声を、たびたびいただきました。しかし2021年に作った初代カジークジーは、コンポーネント構成が高価だったため、1セットの増産に数万円かかり、お応えするのが困難でした。
そこで、各自治体や教育機関のご要望に応じられるよう価格を落とし、さらに内容をブラッシュアップしたリニューアル版「みんなのカジークジー」を「主夫ラボ」と「いたばしの地域ボードゲーム会」で開発しました。
主夫ラボを通じて購入をご相談いただけます。